スーパーサイエンスミュージアムへようこそ

私たちは、科学の世界を面白いと思っています。わくわくする世界があります。感動する世界があります。未知の世界が広がっています。こうした世界に子どもたちを誘いたいと「スーパーサイエンスミュージアム」事業を企画しました。
この「スーパーサイエンスミュージアム」事業は、大学等研究機関、学校、企業、博物館等の関係者が実行委員会となり、地域での教育活動を行うものです。このことによって、博物館単独では出来難い高度な博物館事業を実現しようと考えました。また、事業の内容だけでなく、教育性を高めるための継続性や保護者の参加など実施方法においても工夫を凝らしています。本事業は、名称から目的、内容、実施形態、実施方法等まで総合的に見た場合に、従来の博物館事業にはない事業モデルになるものと私たちは考えます。
私たちは、この事業が、子どもたちに夢と希望をもたらし、人間性豊かな成長に役立つものであることを願い、また、将来には、この教室生の中から「科学技術創造立国」を担い、平和に貢献する科学を創造できる人材の輩出を願って、ここ「国際平和文化都市」広島において、人々の志を合わせて、この事業を立ち上げました。
スーパーサイエンスミュージアムプロジェクト委員会
実行委員長 松藤 研介
(広島ガス株式会社 代表取締役社長 社長執行役員)
「スーパー」に込められたもの
子どもたちが、
1 科学(Science)の面白さの体験を通して科学的感性を養い、
2 未知の(Unknown)世界にチャレンジする探究心を育み、
3 豊かな人格(Pesonality)と平和(Peace)を求める心によって科学を支えていくことを、
4 教育(Education)の目的に置いて学んでいけるよう、
5 地域の志ある人々が力を合わせて(Relationship)、大学等研究機関・学校・企業・博物館等の連携を教育資源(Resources)とする高度博物館(Super Science Museum)事業を行う。
主催、共催、協賛、特別協力、後援団体について
● 主催 スーパーサイエンスミュージアムプロジェクト委員会
● 共催 広島ガス株式会社
● 協賛 多山報恩会
● 特別協力 5-Daysこども文化科学館・比治山大学
● 後援 広島市・広島県教育委員会・広島市教育委員会・一般社団法人広島県発明協会・中国新聞社
■養老 孟司先生からのメッセージ

自分で見て、自分で考える。
いつかそれができるようになると世界は不思議にみちた、
とても面白いところに変わります。
科学のもとは、自分で見て、自分で考えることです。自分で考えるのがむずかしかったら、まず自分で見ればいいのです。でもテレビをみるわけじゃない。草でも木でも,虫でもいい。月でも星でもいい。自然のものを見ればいいのです。今すぐにでもなくても、いつか、きっと、なにかわかるだろうと思います。そうしながら、先生の話を聞いたり、テレビをみたりする。でもネ、どっちかしかやりたくない。そういう人が多いんですよ。両方やるのはたいへんだから。
自分で見て、自分で考える。いつかそれができるようになると、世界は不思議に満ちた、とても面白いところに変わります。本当ですよ。
養老 孟司
東京大学名誉教授